津波シェルター

求められる安全性・低価格・簡便性の「必要十分条件」をクリア! 【特許出願中】

津波シェルター

超浮力の発泡スチロール+超耐衝撃性のポリウレア。「必要十分条件」を満たす“水に浮く鉄”。

既存の津波シェルターは、FRP製の重量の大きいタイプのものが中心です。しかし、津波に流された際は建物などの残骸にぶつかることも想定され、この場合、FRP製やゴムボートでは破壊されてしまいます。また高額なものも多く、中には1,000万円近いものもあります。
そこで弊社では、「必要十分条件」を開発コンセプトとし、素材の中で最も浮力がある発泡スチロール(10~15cm厚)で形成した駆体の表面に、「ポリウレア」という他に類をいない強靭な特殊樹脂を塗布。また桝型などのシンプルなデザインにすることで、万一の際も軽量で対応しやすく、誰もが持てる安価、しかも強靭な津波シェルターを開発しています。
 「ポリウレア」の採用により、耐衝撃性は船舶に使れているFRPをはるかに超え、全体浮力は桝型で約3トン。体重70kgの大人10人以上、自動車2台分あります。あとは津波の特性や考えられるすべてのリスクを考慮して、最終的な形状デザインや位置情報システム等の付帯機能を専門家を交えて突き詰めてまいります。

大人7人が乗って浮力実証実験

力いっぱい揺らしてみる…(浮力実証実験)

かかってくる圧力を分散し、耐衝撃力を最大化するとされるハニカムモデルも開発中

驚異の耐衝撃力が証明されている「ポリウレア」

「ポリウレア」は特殊樹脂の一つで、湾岸戦争の際に米軍が開発し、戦車や軍の車など、あらゆる軍装品に塗布することで防護力を高めていたものを民間利用しているものです。
鉄砲の弾が通らないと言われるほど強靭な「ポリウレア」は、一度塗布するとハンマーで叩いてもヒビ一つ入らないほど、衝撃に耐え抜く力があります。そのため、「津波シェルター」に期待される耐衝撃性・耐久性を充分に備えています。
 さらに、50年以上にわたって品質が変わらないため、いつ起こるかわからない震災に備えるには格好の素材です。

■試作品の駆体に塗布中のポリウレア

■ポリウレアの特性

津波シェルター〈桝型モデル〉

〈平面図〉

〈断面図〉

【底面から20cmを喫水線とした場合の浮力】

●自重:約45kg(浸水部含む)
●積載荷重:約690kg(大人10人分)

基礎浮力:20×192×192cm=737,280立方cm=737kg-自重

【底面から30cmを喫水線とした場合の浮力】

●自重:約45kg(浸水部含む)
●積載荷重:約1,155kg(大人15人以上)

基礎浮力:30×192×192cm=約1,106,000立方cm=1,106kg-自重

【仕様】
全体サイズ幅1920×奥行き1920×高さ920mm
発泡ポリスチレン+ポリウレア
付帯設備椅子兼防災グッズ収納庫4席
補助ロープ
オール2本
【価格】

本体価格 480,000円(税別)
▶別途、運送実費が必要となります。

津波シェルター〈大型ハニカムモデル〉

かかってくる圧力を分散し、耐衝撃力を最大化するとされる正六角形ハニカムモデル。直径2.6m、大人15人以上が乗れる大型モデルも、ビルや集合住宅の屋上や津波避難塔周辺、あるいは市民公園設置用に開発しています。

〈平面・断面図〉

【仕様】
全体サイズ幅2,830×奥行き2,830×高さ920mm
発泡ポリスチレン+ポリウレア
付帯設備椅子兼防災グッズ収納庫6席
補助ロープ
オール2本
【価格】

本体価格 680,000円(税別)
▶別途、運送実費が必要となります。